7,友だちから仲良しへ
昨日、家に帰ってじっくり考えた。
私はルルーディさんのこと、どう思っているのか。
他の女の子より話しやすいし、同じ龍騎士を目指す仲間でもある。
それに…可愛い。
フワフワしたその頬に、つい触れたくなる。
つまり、結構好きなんじゃないかな。
もっともっと彼女のことが知りたい、と思う。
なら、まずは仲良くなってもっと一緒に行動してみないと。
気合を入れて、また朝から彼女の元へ向かう。
導きの蝶で探してみると、カルネ皇帝の橋あたりにいるみたいだ。
到着すると、やっぱり彼女のそばには同級生の奴らが集まっていた。
なんとなく出遅れた気分だ。
でも、負けていられない。
大きな瞳で見つめられて緊張してしまう前に、申し込んでしまおう。
「この間は断っちゃったけど…私と仲良しになってくれる?」
今日こそは、と一生懸命練習してきた甲斐もあり、なんとか仲良しになる事に成功した。
うん、今日はこれで精一杯だ。
また明日、お互いのことをよく知るところから始めよう。
そしてその先は…
それはもうちょっと、考えないでおこう。
また緊張しちゃうといけないから。